2018.9.11更新
経緯
平成24年7月末 | 借家人の家賃滞納が始まる 借家人に対して3度、連帯保証人に対して2度、滞納分支払いの督促 |
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平成24年10月13日 | 借家人及び連帯保証人に対して内容証明郵便発送(催告及び解除通知) |
平成24年10月末 | 借家人及び連帯保証人からの連絡も支払いもなく契約解除 |
平成24年11月7日 | ご来所・ご相談 明渡し及び滞納家賃の回収についてご契約 提訴準備(印紙発注・切手準備・訴状等作成・証拠書類等準備) |
平成24年11月9日 | 東京地裁に借家人及び連帯保証人両名を提訴 |
平成24年12月17日 | 第一回口頭弁論期日(連帯保証人のみ出頭) |
平成25年1月10日 | 第二回口頭弁論期日(連帯保証人のみ出頭) |
平成25年1月22日 | 判決言渡し(連帯保証人のみ。請求通りの完全勝訴) |
平成25年1月28日 | 第三回口頭弁論期日(借家人不出頭) |
平成25年2月4日 | 判決言渡し(借家人のみ。請求通りの完全勝訴) |
平成25年2月22日 | 連帯保証人に対し支払についての和解提案を発送(応答なし) 明渡し強制執行準備(切手等準備・申立書等作成・添付書類等準備・送達証明取得・執行文付与など) 借家人が勤務する会社(以下「A社」)に対する給与の差押え準備(同上) |
平成25年3月7日 | 東京地裁執行官室宛に明渡し強制執行申立て |
平成25年3月25日 | 1回目の執行(催告期日) |
平成25年4月2日 | 東京地裁にA社からの給与の差押命令申立て |
平成25年4月4日 | 2回目の執行(明渡(断行)期日) 明渡し完了 借家人と支払に関する協議を継続 |
平成25年4月9日 | 東京地裁から差押命令の発令 |
平成25年4月18日 | A社から陳述書を受領(差押対象なし) A社に対する取立訴訟準備(印紙発注・切手準備・訴状等作成・証拠書類等準備) |
平成25年6月3日 | 東京地裁にA社を提訴 |
平成25年7月5日 | 第一回口頭弁論期日(A社出頭。争う姿勢) |
平成25年8月末 | 借家人から一部入金を確認 |
平成25年9月中旬 | 第二回口頭弁論期日(A社出頭) |
平成25年9月末 | 借家人から2回目の一部入金を確認 |
平成25年10月28日 | 借家人から全額分割払いについての念書を受領 3回目の一部入金を確認 以後、毎月末に入金確認 |
平成25年10月29日 | A社に対する取立訴訟を取下げ |
平成26年10月24日 | 借家人から15回目(最終)の入金確認 全額回収完了 |
契約内容 |
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地域 :東京都目黒区 |
当事務所の活動 |
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解決までの期間:明渡しまで相談から5ヶ月、全額回収まで相談から11ヶ月 |
結論 : 全額回収、明渡し完了 |
ポイント都内の人気エリアのワンルームマンションの例です。滞納が始まってから毎月、家主自ら借家人及び連帯保証人それぞれに督促をしていましたが、一向に支払ってこなかったことからご相談にお越しになりました。 家主作成の内容証明にて解除予告もしており、配達の確認もとれていたため、相談から2日後に訴えを提起し、淡々と訴訟手続を進めました。 判決取得後に交渉しましたが、支払いもなければ立退きもされなかったことから、強制執行手続により明渡しとなりました。 滞納家賃については、借家人の勤務先から支払われる給料等から強制的に回収すべく、給与等の差押えも実施しました。 差押による直接の回収には至りませんでしたが、会社への影響を回避したい借家人が支払の意向を示し、分割払いの合意を取り付け、結果的に全額回収となりました。 費用も時間も少々かかりましたが、無事完全に回収できた一例となりました。 |
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